トヨタのエンジニアは、当時の拡大路線に対応するとな ると、すべての技術を自社で開発するのは無理になる。 上司からの命令は、販売台数を伸ばすために、とにかく 1台でも多く開発しろですから、社外のリソースに頼る しかなかったと振り返っています。今日の超低燃費エン ジンの不在は、奥田元相談役の警鐘がまさに現実になっ たということですよね。こうした開発部門の地盤沈下は、 今や覆い隠せないトヨタの様相として、浮き彫りになり 始めているようです。かつて切り捨てた、ディーゼルエ ンジンに続き、本家本元のガソリンエンジンの技術開発 まで手薄になってしまったトヨタですが、このところの 急激な円安で、順調に回復する海外販売に後押しされて、 業績の上方修正に踏み切りました。しかしながら、その 好調な業績の裏で、将来の不安の種は確実に芽吹き始め ているといえますね。果たしてトヨタはこの事態にどこ まで危機感を抱いているのでしょうか。今後のトヨタが どうなるのか注目ですね。
by mazel0
| 2014-10-24 23:18
| 雑感
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